ITパスポート・セキュマネ・基本情報のCBT試験が一時休止|2026年内に受けるための逆算

「いつでも受けられるから、そのうち」——ITパスポート試験などCBT方式の3試験は、そう思えるのが良いところでした。ところが2026年に限っては、そうもいきません。年末で一度止まり、再開時期はまだ公表されていないからです。年内に受けるつもりなら、そろそろ逆算を始めておきましょう。
この記事は、最終確認日の時点でIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公表している内容をもとにしています。再開時期など、続報が出る予定の項目があります。受験を決める前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。
何が起きるのか
IPAは、CBT方式で実施する3つの試験を、2026年12月28日以降は一時休止すると公表しています。
対象は次の3つです。
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 基本情報技術者試験
ここは順番に注意が必要です。休止そのものは、もともと2026年4月27日以降の予定でした。それが「予定していたシステムリプレースを延期したため」、2026年12月28日以降にずれたという経緯です。
なお、この告知は2026年3月13日に公開され、8月3日に更新されています。急に決まった話ではないので、落ち着いて計画を立て直しましょう。
制度上の最終日は2026年12月27日
休止が始まるのが12月28日なので、制度上、受験できる最後の日は2026年12月27日です。
ただし、ここに注意点があります。
試験会場によって試験開催日が異なることから、試験会場によっては、2026年12月27日よりも前に試験実施が休止となる場合もあります
(出典:IPA「2026年5月以降の試験実施について」)
つまり、「12月27日までなら大丈夫」とは限りません。ITパスポートの「試験開催状況一覧」(2026年10月25日時点)でも、12月27日の試験日が載っている都道府県は一部だけです。12月中旬までの日程しか出ていない会場もあります。自分が受ける会場を先に確かめておきましょう。
申込にも締切がある——逆算するとこうなる
もうひとつ見落としがちなのが、受験申込の締切です。ここは試験区分と支払方法で変わります。まずITパスポート試験の場合、申し込んだ日から見て選べる試験日は次のとおりです。
- コンビニ払い:申込日の5日後から
- クレジットカード・バウチャー:0時〜11時59分の申込なら翌日から、12時以降の申込なら翌々日から
(出典:IPA「ITパスポート試験 受験申込手順」)
なお、バウチャーは2026年7月31日で購入申込の受付が一時停止しています。使えるのはすでに持っている有効なバウチャーだけです。有効期間は発行日から6か月(6月28日以降の発行分は12月27日まで)で、12月27日より前に切れるものもあります。

12月27日に受けたいなら、コンビニ払いは12月22日が最後の申込日です。ただし申し込むだけでは足りません。受験日の5日前に申し込んだ場合は支払期限も当日の23時59分で、12月22日中に支払いまで終わらせないと申込みは無効になります。
カード・バウチャーは12月26日の11時59分までです。12時を過ぎると最短の試験日が12月28日になってしまうので、気をつけてください。
一方、情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験は、支払方法を問わず、選べる試験日は申込日の3日後からです。12月27日に受けるなら、申込は12月24日まで。コンビニ・Pay-easy払いの払込期限は、申込日を含めて3日以内、ただし受験日の2日前までです。たとえば12月24日に申し込めば期限は12月25日ですが、12月20日なら12月22日で、12月25日まで待つことはできません。
(出典:情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験 受験者ポータル(CBT-Solutions)「申込方法」/「よくあるご質問」)
また、新規申込で選べる試験日の上限は12月27日です。セキュマネと基本情報では9月1日以降、ITパスポートでは9月28日以降の申込から、この扱いになっています。年内が最後、という前提で予定を組むことになります。
制度上の期限より前に会場が埋まることもあります。IPAも、空席がない場合を含め受験できなかったときに受験手数料は返還しないと案内しています。
再開時期はまだ公表されていない
IPAは、再開時期を「決まり次第ウェブページでお知らせします」としていて、まだ公表していません。2027年1月以降の試験実施についても、2026年秋頃に知らせるとしています。
つまり「年明けに受ければいい」という計画は、いまは立てられません。年明けを当てにするのは避けておきましょう。
なお、身体の不自由などでCBT方式で受験できない方には、筆記の「特別措置試験」が別途予定されています(2027年3月20日)。
状況別に、どう組み直すか

自分がどれに当てはまるか、確かめてみてください。
すでに年内の受験を申し込んでいる
基本的には、予定どおりで大丈夫です。申込内容だけ一度確認を。日程を変えたくなったときは、変更できるのは試験日の3日前までです。ただし休止の直前は、振り替え先に空席があるとは限りません。
これから申し込む
早めに動くのが有利です。理由は2つあります。ひとつは会場の空きが埋まること。もうひとつは、万一不合格でも、年内にもう一度受けられる可能性が残ることです。
ただし、もう一度受けられるまでの間隔は、試験区分で違います。
| 試験 | 再受験の条件 | 12月27日に2回目を受けるには |
|---|---|---|
| ITパスポート | 間隔の制限なし(ただし次の申込は前回の受験日の翌日から。同時に2件は申し込めない) | 11月中に1回目でも間に合う |
| 情報セキュリティマネジメント基本情報技術者 | 前回の受験日の翌日から30日を超えた日以降 | 1回目は遅くとも11月26日まで |
(出典:IPA「ITパスポート試験 受験申込手順」/CBT-Solutions「FE/SGのよくあるご質問」)
セキュマネと基本情報で次に受けられるのは、最短でも前回の受験日の31日後です。11月27日に受けると次は12月28日になり、そのまま休止に入ります。
年明けに受けるつもりだった
IPAからの告知を待つことになります。再開時期がまだ公表されていないので、学習のペースだけは保つのが現実的です。
IPAは、現行制度を2026年度で終え、3試験は2027年度春頃から新制度に移す予定としています(ITパスポートは出題分野も再整理)。新制度のシラバス案も、3試験とも公表されています。
まとめ
- 2026年12月28日以降、CBT方式の3試験が一時休止する。対象はITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者
- 休止時期が変わった理由は「予定していたシステムリプレースを延期したため」。もともとは2026年4月27日以降の予定だった
- 制度上の最終日は2026年12月27日。ただし、会場によってはそれより前に終わる
- 申込の期限は試験区分と支払方法で変わる。12月27日に受けるなら、ITパスポートはコンビニ払いなら12月22日中に支払いまで完了、カード・バウチャーなら12月26日の11時59分まで。セキュマネ・基本情報は支払方法を問わず12月24日までに申込(いずれも空席次第)
- もう一度受けるまでの間隔は試験区分で違う。セキュマネ・基本情報は次の受験が最短でも31日後なので、1回目は11月26日までに受けておく
- 再開時期はまだ公表されていない。2027年1月以降については、IPAが2026年秋頃に知らせるとしている
年内に受けたいなら、まず近くの会場の開催状況を見て、いつまで開いているかを確かめてみてください。そこから逆算すれば、いつ申し込むべきかが決まります。
出典:IPA「2026年5月以降の試験実施について」(2026年3月13日公開/2026年8月3日更新)、IPA「バウチャーチケット…の購入申込受付の開始について」、IPA「ITパスポート試験」受験申込手順・受験要領・試験開催状況一覧、CBT-Solutions 受験者ポータル「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」「基本情報技術者試験(FE)」「FE/SGのよくあるご質問」、IPA「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」「令和8年度後期 特別措置試験の試験実施日について」「新試験制度のシラバス案について」(いずれも2026年10月25日取得)
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